こんにちは!建設業許可手続の専門家、行政書士くりはらです。
建設業許可を勝ち取るには、建設業許可申請までスムーズに事を運ぶことが大切です。
スムーズに進めるためには段取りがとても重要となります。
今回の記事では、建設業許可申請をどのように進めるといいのか、について書いていきたいと思います。
建設業許可申請までの流れをチェック!
ここでは建設業許可申請までの段取りをご説明します。
- 建設業許可の要件をチェック!
- 確認資料がそろうかをチェック!
- 建設業許可申請書を作成!
- 内容が間違っていないかチェック!
- 建設業許可申請書一式を提出!
- 審査完了!建設業許可通知書受け取り!
上記の手順に沿って進めてゆけば、スムーズに建設業許可をGETすることができるでしょう。
では、ひとつひとつ確認していきましょう。
①建設業許可の要件をチェック!
まずは要件を満たしていないことには始まりません。
- 経営業務の管理責任者がいること
- 専任技術者がいること
- 請負契約について誠実性があること
- 請負契約を実際に行うお金があること
- 欠格要件にあたらないこと
- 営業所があること
詳しくは下の関連記事をご確認ください。
また、以下の
- 一般建設業許可と特定建設業許可
- 国土交通大臣許可と都道府県知事許可
といった建設業許可の種類も選択しましょう。
②確認資料がそろうかをチェック!
次に確認資料がそろうかをチェックします。
「確認資料」とは、①で確認した要件を満たしていることを説明するための資料をいいます。
「経営業務の管理責任者(経管)」であれば5年(又は6年)以上の建設業の経営に携わった経験を説明する資料、「専任技術者」であれば要件を満たす資格や学歴、実務経験を説明する資料が必要になります。
③建設業許可申請書を作成!
確認資料がそろうことが確認できたら、実際に建設業許可申請書を作成します。
申請書には様々な様式があるので、種類や書き方を間違えないように気をつけましょう。
④内容が間違っていないかチェック!
当たり前のことですが、作成した書類が間違えていないかしっかりとチェックしましょう。記載内容に誤りがあると受け取ってもらえないこともあります。
⑤建設業許可申請書一式を提出!
③で作った建設業許可申請書に②で用意した確認資料を付けて、
・国土交通大臣許可→主たる事務所の所在地を管轄する都道府県の建設業許可担当課を経由して各地方整備局
・都道府県知事許可→主たる事務所の所在地を管轄する都道府県の建設業許可担当課
へそれぞれ提出します。
※東京都を始めいくつかの自治体では、建設業許可申請所提出の前に事前相談が必要なところもあるので、提出先へ確認をするようにしましょう。
⑥審査完了!建設業許可通知書受け取り!
建設業許可の審査期間の目安は
- 国土交通大臣許可→3か月程度
- 都道府県知事許可→1ヶ月程度
となっています。あくまで目安となっていて、申請内容によっては補正などを求められたりすることがあります。
無事審査が完了すると「建設業許可通知書」を受け取ることができます。
果報は寝て待て!ですね。
まとめ
今回は、建設業許可取得までの流れについて書いてきました。
建設業許可申請について調べるといろいろなことが気になってしまい、結局どうしたらいいのかわからなくなってしまいがちだと思います。
何をするにもそうですが、「段取り」が大切です。この記事を読んで、建設業許可取得までどうしたらいいのかを確認して、是非建設業許可を勝ち取ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。